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カラオケBanBan予約アプリ、ボタン1つに14ヶ月?その裏側

カラオケBanBan予約アプリ、ボタン1つに14ヶ月?その裏側

カラオケ予約、アプリで手軽に済ませたい方へ

カラオケに行きたいけど、お店に電話するのはちょっと面倒…と感じていませんか?

実は、カラオケBanBanのアプリに「イマカラ予約」という便利な予約機能が付きました。でも、アプリのトップに「予約」ボタンが1つ増えるまでに、なんと合計14ヶ月もの長い道のりがあったそうなんです。

今回は、GENDAでプロダクトマネージャーを務める船坂さんの記事を元に、このボタン1つの裏側で何があったのかを分かりやすく解説しますね(GENDAの企業情報はGENDAを参照)。

なぜアプリ予約は14ヶ月もかかったの?

なぜアプリ予約は14ヶ月もかかったの?

「予約機能くらい、すぐ作れるんじゃないの?」って思いますよね。

私も最初はそう思っていました。でも、カラオケの予約は、美容院やホテルの予約とは全く事情が違ったんです。

時系列で見てみると、開発着手からシステム構築までに約10ヶ月、さらに30店舗での先行テストに約4ヶ月、トータルで14ヶ月かかっています。

最大の壁、店舗PCにしかない「空き状況」

最大の壁、店舗PCにしかない「空き状況」

一番の課題は、部屋の「空き状況」が外から見えないことでした。

美容院やホテルの予約システムは、予約データがクラウド上にあるので、アプリからすぐに空き状況が分かりますよね。

ところが、カラオケBanBanの場合、「あの部屋、今空いているかな」という情報は、各店舗に置いてあるPCの中にしか存在していなかったんです。インターネットから物理的に断絶されている状態だったんですよ。

これが、長年アプリでの予約が実現できなかった根本的な理由でした。

ここがポイント

数百店舗あるPCを一斉に新しいものに入れ替えるのは、コストも業務が止まるリスクも大きすぎます。そこで、既存のPCはそのまま使い、部屋の空き状況データだけをクラウドに吸い上げる、という方針が取られました。

オフラインとオンラインをつなぐ地道な作業

オフラインとオンラインをつなぐ地道な作業

「データだけ吸い上げる」と言っても、これが簡単ではありませんでした。

お店の通信環境が不安定な中で、リアルタイムに近い精度で部屋の状況をクラウドに反映し続ける必要があります。

さらに大変だったのが、電話予約や、直接来店するお客さまとの調整です。アプリからの予約(オンライン)と、電話や店頭での受付(オフライン)が、同じ部屋を同時に予約してしまう「ダブルブッキング」が起きる可能性があったんです。

実際にテストの初期には、通信の遅れが原因でダブルブッキングが発生したことも。部屋を確保するタイミングを細かく調整する、という地味な作業を繰り返して、この問題を解決していきました。

料金計算というもう一つの「魔窟」

料金計算というもう一つの「魔窟」

部屋の空き状況が見えるようになっても、次の問題がありました。それは「で、結局いくらなの?」という料金の問題です。

金額が分からない予約って、ちょっと不安ですよね。そこで、予約時に概算料金がわかるようにすることを目指しました。

でも、カラオケの料金体系は本当に複雑なんです。

  • 会員の種別(一般、学生、シニアなど)
  • 曜日や時間帯(平日昼と土曜夜では全然違います)
  • 利用コース(フリータイム、30分単位、飲み放題付きなど)
  • 人数の内訳(大人と学生の混合パターンなど)
  • 店舗ごとの特別なルール

これらの条件が複雑に絡み合って、最終的な金額が決まります。この計算ロジックも、もともとは各店舗のPCの中にしかありませんでした。

結局、この料金計算の仕組みを、そっくりそのままクラウド上に作り直すことになりました。店舗ごとの料金表をクラウドに同期させて、条件を入力すれば概算料金がわかるAPIを新しく作ったんです。膨大な組み合わせを一つずつ検証していく、とても骨の折れる作業だったそうですよ。

予約からチェックインまで、スムーズな体験のために

予約からチェックインまで、スムーズな体験のために

予約が取れるだけでは、まだ半分です。お店に着いてからスムーズに部屋に入れるまでが大切ですよね。

カラオケBanBanでは、一部店舗に導入されているセルフチェックイン端末と予約データを連携させました。予約したお客さまは、端末で予約IDを読み取ればすぐにチェックインが完了する流れです。

ここでも、「予約時間より早く来た場合はどうするか」「遅刻した場合はどこまで予約を保持するか」といった、実際の店舗で起こりうる細かいケースを一つひとつ想定して、ルールを決めていったそうです。

システムが正しく動くだけでなく、お客さまや現場のスタッフがスムーズに使える「運用」を考えることが、とても重要だったんですね。

アプリ予約でこんなに便利になりました

アプリ予約でこんなに便利になりました

こうした長い道のりを経てリリースされたアプリ予約機能は、すでにたくさんの人に利用されています。

実は、こんなに良いデータも出ているんですよ。

  • リリース直後から利用者が急増し、すでに予約する人の3人に1人はアプリ経由になっています。
  • 一度アプリ予約を使ったユーザーは、ほぼ全員(96%)が次もアプリ予約を使い続けています。
  • アプリ予約は電話予約よりも、キャンセル率が6ポイントも低いんです。

お店にとっても、お客さまにとっても、メリットが大きいことが数字で分かりますよね。

まとめ

カラオケBanBanのアプリに「予約」ボタンが1つ増えた裏側には、14ヶ月にもわたる開発チームの奮闘がありました。

普段何気なく使っている便利な機能も、実は見えないところでたくさんの人が支えてくれているんですね。

まずは「カラオケBanBanってアプリから予約できるんだ」ということを知っていただけたら嬉しいです。便利なアプリ予約、ぜひ試してみてくださいね。機能は予告なく変更される可能性もありますので、お早めの利用がおすすめです。

カラオケBanBanのアプリ予約機能の名前は何ですか?

「イマカラ予約」という名称で提供されています。

なぜ開発に14ヶ月もかかったのですか?

一番の理由は、部屋の空き状況データが各店舗のPC内にしかなく、インターネットから見えなかったためです。この問題を解決し、複雑な料金計算システムをクラウド上に再現するのに多くの時間が必要でした。

アプリで予約するメリットは何ですか?

電話をかける手間なく、いつでも手軽に予約できる点です。また、一度利用したユーザーの継続利用率が96%と非常に高く、電話予約に比べてキャンセル率が6ポイント低いというデータも出ています。

予約時に料金は分かりますか?

はい、予約の確認画面で概算料金が表示されるようになっています。金額を確認してから予約を確定できるので安心です。ただし、時期によっては料金が非公開になる場合もあるとのことです。

イマカラ予約について詳しくはこちら! カラオケBanBanアプリに「予約ボタン」を1つ追加するのに、14ヶ月かかった話

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バズリ編集長のひとこと

結局、この話から見えてくるのは、デジタル化の真の難しさです。ボタン一つでも、裏にはレガシーシステムとの格闘があるもんです。普段アプリを使う側は、この見えない努力に感謝しつつ、快適な体験を楽しんでほしい。一方、自社のDXに取り組むなら、この苦労話はぜひ教訓にしてほしいですね。

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