筒井康隆(91)が語るAI小説「箸にも棒にもかからん」理由
SF界の巨匠・筒井康隆さんの創作意欲、気になりますよね?
「時をかける少女」などで知られるSF界の巨匠、筒井康隆さん。御年91歳になった今も、その創作意欲が全く衰えていないことが話題になっています!
最近、大怪我を乗り越えられたそうですが、話題のAIが書く小説についてはどう思っているのでしょうか。後輩作家が語る筒井さんのすごさと合わせて、詳しく見ていきましょう。
91歳、衰え知らずの創作意欲「まだどんどん書ける」
筒井さんは2024年3月に頸椎を損傷する大怪我をされましたが、驚くべきことに創作意欲は全く衰えていないようです。
リハビリを経て、「頸椎をやられて、作家としては死んだと思った。だけどまだ生きているし、パソコンを前にしたらどんどん書けるし。これはまだ使い物になるぞと思って」と語っています。
実際に、2023年に「最後の作品集」と銘打った本を刊行した後も、文芸誌に次々と短編や中編小説を発表。アイデアは尽きることなく、「もう何が出てくるかわかりません。書かざるをえないでしょうな、やっぱりね」と力強く話しています。
筒井さんは91歳という年齢を感じさせない創作エネルギーに満ちあふれています。「アイデアが出ないと思ったら、また出てくる」という言葉からは、作家としての尽きることのない情熱が伝わってきますね!
AIの小説は「箸にも棒にもかからん」と一蹴
最近話題のAI(人工知能)が書く小説について、筒井さんは手厳しい評価を下しています。
そのクオリティについて、「箸にも棒にもかからんものですよ」と語気を強めてコメント。一部で「星新一のショートショートに似たものができた」と喜ぶ声があることに対しても、「それは違うだろうって」と否定的な見解を示しました。
なぜAIではダメなのか。その理由について、筒井さんは「やっぱりAIに作家になってやろうという気がないからでしょう」と、作家としての根源的な気概の欠如を指摘しています。
施設での穏やかな暮らしと『老耄美食日記』
筒井さんは2024年3月、自宅で転倒して頸椎を損傷し、緊急搬送されました(読売新聞オンラインより)。
つらいリハビリを乗り越え、現在は神戸市内の高齢者施設で、約60年連れ添った妻の光子さんと穏やかな日々を過ごしているそうです。
そんな近年の生活を赤裸々につづったのが、エッセー『筒井康隆、九十歳のあとさき 老耄美食日記』(新潮社)です。入院生活から高級レストランでの「美食」の日々まで、作家の現在地がくっきりと浮かび上がる一冊となっています。
- 頸椎損傷とリハビリ
2024年3月に転倒。つらいリハビリを乗り越えました。 - 施設での新生活は
妻・光子さんと共に高齢者施設に入所し、穏やかに暮らしています。 - エッセー刊行は
入院前後の出来事や「美食」の日々をまとめたエッセーを出版しました。
後輩作家が語る「筒井康隆」のすごさ
筒井さんの作品は、多くの後輩作家に影響を与えてきました。直木賞作家の小川哲さんもその一人です。
父親が筒井さんの大ファンで、幼い頃から作品に親しんできたという小川さん。「小説を解体する試みを絶えずやってきた方」と筒井さんを評し、人間の隠された悪意や愚かさを描く面白さにはまったと語ります。
以前、自身のラジオ番組に筒井さんを招いた際、「過去の自分が一番のライバルになっていく」という話がとても印象的だったそうです。
一人のファンとして、「閉店セールの詐欺みたいに、『最後の作品集』をこれから何冊も出し続けてほしいです」と、今後の新作にも大きな期待を寄せています。
公式SNSアカウント
筒井康隆さんの公式SNS
筒井 康隆 は、日本の小説家、劇作家、俳優。 (Wikipedia)
@TsutsuiYasutaka のポスト
まとめ
SF界の巨匠・筒井康隆さんは、91歳にしてなお、衰えることのない創作意欲を持ち続けています。AIが書く小説には作家としての気概がないと一蹴し、自らは怪我を乗り越え、新たな環境から次々と作品を生み出そうとしています。
後輩作家からも熱いエールを送られる筒井さん。彼の創作活動は、これからも私たちを驚かせ、楽しませてくれるに違いありません。
バズリ編集長のひとこと
筒井さんの『箸にも棒にもかからん』は、結論先に言うとAIがまだ『書きたい』という根源的欲求を持たないから、と個人的には思うわ。だから、AIで創作を試す人は『創造性』の定義を、人間ならではの表現を追求したい人は、その深掘りをぜひ考えてみてほしい。